雨の季節
タンザニアでは3月中旬から5月が雨季ですが、 ダルも遅れて雨季に入ったのか、最近雨が多いです。スコールのような強い雨が一気に降るので、土曜の今日はソファでうたた寝していたのですが、雨の音が大きくて目が覚めてしまいました。
タンザニア北部では、昨年後半から干ばつで食料不足が発生しています。また、タンザニアの電気はほとんど水力発電ですが、タンザニア北部にあるビクトリア湖の水位が下がっているため、電力不足にも悩まされています。ダルでも今年に入ってから計画停電をしています。
IMFによれば、干ばつ・電力不足の影響で、2006年タンザニアのGDP成長率は、もともと予想されていた約7.2%ではなく約5.8%になる見込みだそうです。タンザニアのマクロ経済は近年順調にきているので、ちょっと心配です。
そういう状況なので、恵みの雨は有難いものです。でも実際には、ダルで降っても干ばつ・電力問題の解決にはならないし、雨が降ると良くないことがあります。
まず、虫が増えること。最近、うちの中に蚊がいます。ダルは海沿いということもあり、蚊は年中いますが、私の部屋は6階と高いので蚊は来ないらしく、部屋で蚊を見ることはありませんでした。ところが、雨が降って蚊が増えたのか、ここ数日よく見かけるし、刺されます。一昨日とその前日は、夜寝ているときに顔のまわりを蚊が飛んでいて、眠りを邪魔されました。虫除けスプレーを手足にかけたのですが、翌朝、まぶたが刺されて赤くなっていました。くやしい!
それから、雨の影響で、交通渋滞が起こります。ダルでは道路はかなり舗装されていますが、排水溝がないので水はけが悪く、雨が降ると道路に水がたまってしまいます。そのため、雨上がり、特に朝の通勤時間などに渋滞が起こります。
今日も買い物に行く途中に通ったオールド・バガモヨ・ロード(Old Bagamoyo Road)で渋滞が発生していました。ミコチェニ(Mikocheni)と呼ばれるそのエリアは、雨が降らなくとも混むことが多いのですが、オールド・バガモヨは短い距離なのに、遅々として進まみません。諦めて、外を眺めたり、歌を歌ったり、さらに本を読んだりして時間をつぶしました(本を読むのは車がほんとに止まっているときだけです)。
写真は、ビクトリア湖のそばにあるムソマという村で買った布です。とても気に入ったデザインなのですが、なんだかこの模様まで蚊に見えてきてしまう・・・。
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