2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Monday, May 01, 2006

ザンジバルのドルフィン・ツアー

4月のイースター休暇にダルの向かいにある島、ザンジバルに行きました。ザンジバルに行くのは初めてだったので発見だらけでしたが、ドルフィン・ツアーについて書きたいと思います。ドルフィン・ツアーは、キジムカジ(Kizimkazi)というザンジバルの南端からボートで沖に出て、シュノーケルとフィンを身につけ、ドルフィンと一緒に泳ぐというものです。ザンジバルの中心街ストーンタウンからキジムカジまでの車やボート、飲み物・おやつ(マンゴー・きゅうり)も含め、確か1人35ドルでした。

ガイドさんによれば、ドルフィンはサメのいる深い海には行かないそうで、私たちが行ったエリアにはたくさん野生のドルフィンがいるらしいのですが、その日見たのは2頭のみでした。ガイドさんによれば、その日は日が強く照っているので、上がってこなかったのだそうです。

ドルフィンは時々海の上に出るので、その時を狙い、ドルフィンを追って泳ぐことになります。ガイドブックには、観光客が乗った何隻ものボートがドルフィンを追いかけまわすと書いてあって、可哀想だなと思ったのですが、ドルフィンは非常に泳ぐのが速いので、本当に嫌だったら逃げきれるはずです。ドルフィンにしてみれば、人間と遊んでいる程度なのではないかと思います。

さて、私たちの乗ったボートは30分くらいドルフィンを探していましたが、そのうち、ドルフィン2頭を発見しました。ドルフィンが泳ぐ方向にボートを進めて、ある程度まで近づくと、ボートのエンジンを切ります。ガイドさんの「ジャンプ!」という合図とともに、一斉に飛び込み、水中のドルフィンの行方を追いました。

私はというと、実は足の届かないところでうまく泳げないのです。思えば、小学校か中学校の臨海学校の遠泳でも、みんなからずっと離れ、苦しくて最後は泣きながら泳いでいましたし。大学2年の時、スイスのジュネーブにあるレマン湖で溺れたりもしました・・・。

そういうわけで、私は持参の浮き輪を持って泳ごうとしたのですが、浮き輪があると、ガイドさんから指示が出ても、すぐに飛び込めないし、泳ぎもスピードが出ないので、ドルフィンにはとうてい近づけません。ガイドさんにも、「君ちゃんと泳げないの?(Can't you swim properly?)」と言われました。皆がドルフィンを追って泳いでいるのに、私だけボートの上に残っていることもあって悔しかったのですが、そのときは、ドルフィンと一緒に海上をジャンプするMさんが見えて感動しました。

それでも、最後にはドルフィンの真上のあたりを泳ぐことはできました。足のずっと下のほうでしたが、ドルフィン2頭が寄り添って泳いでいるのをシュノーケル越しに見ることができました。

ドルフィン・ツアーの後には、移動して魚の鑑賞もしました。綺麗な魚がいました。一緒に行った人たちはみんな泳ぐのが上手で、いろいろと助けてもらいました。普通の人はあれくらい泳げるものなのかなぁ。

ドルフィン・ツアー、機会があればもう一度行きたい。でも、まずは泳ぐ練習をしなくては。写真はドルフィンのいるキジムカジの海です。

PS:ザンジバルのドルフィンがたくさん死んだという悲しいニュースを教えてもらいました。CNNは400頭、BBCは200頭と報じています。死因不明です。
(CNN) 400 dolphins found dead on Zanzibar coas http://edition.cnn.com/2006/WORLD/africa/04/28/dolphins.ap/index.html
(BBC) Dead dolphins found in Zanzibar
http://news.bbc.co.uk/go/em/-/1/hi/world/africa/4954950.stm

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