ダル大での発表
前回の投稿で触れましたが、2月末のダルエスサラーム大学での発表について。
タンザニアでの調査中、ダル大の政治行政学部の先生方には、調査許可の申請、人の紹介、研究トピックに関するアドバイスなど、最初から最後までずっとお世話になっていたのですが、タンザニアを出る前にやりたかったのは、私の調査について発表して幅広くフィードバックをもらうことでした。そこには2つの意味がありました。ひとつは、タンザニア人の政治学者が私の研究をどう見るのか知ること。国内政治を研究対象としていることもあり、外国人リサーチャーとして、現地の専門家たちの反応を見ることは重要なのです。もうひとつの意味は、データの出所であるタンザニアに調査結果の共有という形で最低限のお返しするということ。
発表には、政治学部長、政治学部と開発学研究所の先生方、大学院生など約20人が来てくださいました。パワーポイントを使って1時間近くかけて発表し、そのあと様々な質問やコメントをいただきました。データをどのように分析し、解釈するかという点についてのコメントもあり、学術研究は、国が違っても、同じような用語を使って、同じように考えるところが面白いなと思いました。他に、タンザニア人だからこそ関心のあるポイントもわかって、とても有意義な経験となりました。
この発表を通じて、ダル大の政治学部とはさらに近くなりました。次の研究プロジェクトを計画して、またダル大に行く日を楽しみにしています(その前に今の論文を書き終えないといけないですが)。それまでは、今私と同じように博士課程で研究している政治学部の友人たちに情報共有するなどして、連絡をとっていきたいと思います。
次はBrighton Journalの方に、先週金曜に発表されたタンザニアの内閣改造について書きたいと思います。熱いうちに早く書かなくては・・。