入国管理局
ご無沙汰しております。前回書いてから4か月も経ってしまいました。
2月にダルエスサラーム大学での仕事を終えて、先月帰国しました。
タンザニア滞在中は、平日の午前中に授業やセミナーがあり、午後に授業の準備をし、週末に雑誌投稿用の論文の執筆と就職活動もしていたため、他のことをする時間がなかなかとれず、ブログを書くこともできませんでした。これから少しだけ書きたいと思います。
11月から12月にかけて、授業の合間を縫って、滞在許可を取得するために何度か入国管理局に行きました。入国管理局は街の南のはずれにあり、ダル大からは道が少し混んでいることもあり、ダラダラを乗り継いで片道約2時間、バジャジ(Bajaji、3輪のバイクタクシー)でも片道1時間半くらいかかります。滞在許可を取得するには最低3回入国管理局に行かなければいけませんが、私は5回行きました。入国管理局は午後2時に閉まるので、授業のあとに急いで行きましたが、滞在許可料の支払い予定の日に行ってもまだ手続きが終わっていないからまた来てと言われたり、1時55分に着いたら支払い窓口がすでに閉まっていたりということがあったためです。
支払い窓口が閉まっていた時は、受付にいた若い職員をつかまえて「2時前に着いたのに閉まっているのはおかしい。毎日大学の授業があって、これ以上早くここに来ることができない。どうにかしてほしい。」と散々文句を言いました。進展はありませんでしたが、たまたまダル大政治学部の卒業生だったその職員は親切に対応してくれました。最終的に滞在許可が下りた頃には文句を言った職員とは仲良くなり、お礼を伝えました。
入国管理局での用事をすませた後に、何度かすぐ近くのローカル食堂でお昼ご飯を食べました。ある日、その食堂にいた若い2人のシスターに声をかけられて一緒にお昼ご飯を食べました。一人はエジプト人、もう一人はカメルーン人。アルゼンチンで設立されたカトリック教会がタンザニア北部のシニャンガ州で運営している幼稚園で働いていて、滞在許可の申請のためにダルに来たとのこと。話し始めて気づいたのは、二人がスペイン語で話しているということでした。エジプト人のシスターはアラビア語とスペイン語とスワヒリ語、カメルーン人のシスターはフランス語と英語(カメルーンにはフランス語圏地域と英語圏地域があります)とスペイン語を話すとのことで、私はエジプト人のシスターとスワヒリ語で、カメルーン人のシスターとは英語で話しました。3人同時に話を理解することができませんでしたが、タンザニアでの教会の活動などについて話を聞き、お互いタンザニアでの活動をがんばりましょうと励ましあったことが印象に残っています。
入国管理局に行くのは遠くて面倒だったのですが、今は職員とのおしゃべり、シスターたちとの出会いなど、いいことばかり覚えています。だからまたタンザニアに行きたくなるのですね。
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