2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Saturday, November 29, 2014

授業

大学の授業が始まって以来、毎日授業やセミナーがあり、忙しい毎日を送っています。

ダルエスサラーム大学では、政治学を含む社会科学系の学部は3年間のプログラムとなっており、私は2年生の『公共政策入門(Introduction to Public Policy)』、3年生の『開発の理論と政治(Theory and Politics of Development)』、それから、修士課程の『公共政策(Public Policy)』を他の先生と共同で担当しています。

公共政策に関する2科目は、長年ダル大で教鞭をとられ、海外の国際機関にも勤められていた大ベテランのM先生と共同で担当しています。M先生、ダル大を卒業して大学に採用された最初のタンザニア人だそうで、当時の話を聞くのが面白いです。

3年生の開発に関する科目は現地調査中にもお世話になった友人のJ先生と一緒に教える予定・・だったのですが、学期が始まって数週間経ったところで、1年生の必修科目を担当することになっていた先生が音信不通(!)となったため、Jが急遽その科目を担当することになり、別のP先生と担当することになりました。Pは修士課程を終えたばかりの若手の先生で、いろいろ丁寧に教えてくれて助かっています。

今学期はもともと10月初旬に始まる予定でしたが、2週間遅れて始まりました。政府の授業料のローンの支払いが遅れたのが理由のようです。さらに、最初の週は2・3年生は授業料の支払いや登録手続きがあり、ほとんどの学生が授業に出ずに、翌週から徐々に出席するようになりました。毎年最初の週には学生は出てこないのが通例なのだそうです。各学年、登録している学生は200人くらいと聞きましたが、講義に出席しているのは100人くらいだと思います。またドイツの大学からの交換留学生が数名、早稲田大学からの留学生が一人います。ダル大の授業に日本人の教員と学生がいるというのも偶然で面白いですね。

学部生のプログラムは、各科目50分間の講義が週2回と、50分間のセミナー週1回で構成されています。講義は大教室で行われ、セミナーは20~40人ずつ、計7つくらいのセミナーに分かれて、グループ発表・ディスカッションを行います。学生は5~6科目履修していて、全ての科目にセミナーがあるので、かなり忙しそうなスケジュールです。

学期が始まって1か月半が経ち、私も学生もお互いに慣れてきました。大教室にはマイクが置いてありますが、電池切れで使えないこともあり、大声を出さないといけないのが大変ですが、それも何とか慣れてきました。タンザニアのトップの大学だけあって、やる気のある学生や優秀な学生もいるので、学生をinspireするような授業やセミナーをやりたいと思いつつ、11月後半は授業とセミナーをこなしていくので精一杯な感じでした。今月は私の担当する授業が減るので、もう少し余裕が出るといいなと思っています。

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