ムソマ訪問④
ムソマから45km離れたところに、ブティアマ(Butiama)という村があります。ブティアマにはタンザニア初代大統領のジュリアス・ニェレレ氏の墓地と記念館があるということで、Kさんに連れて行っていただきました。ダラダラで山を上っていき、ブティアマに到着。簡単に来れるようなところではないこともあり、墓地・記念館ともに私たちしかお客さんはいませんでした。
ニェレレ記念館(Julius Nyerere Memorial Musium)は、大統領が亡くなる数ヶ月前の1999年7月に開館しました。 大統領の衣服、調度品や写真などが展示されています。
円形の記念館をぐるっと回った後、墓地も案内してもらいました。キリスト教の墓地で、突然ヨーロッパの小さな庭園に来たような感じがしました。 右の写真に写っている建物のなかに、たくさんの花輪に囲まれた大統領の墓石があります。
ニェレレ大統領は、ザナキ族(Zanaki tribe)の長の息子として、ブティアマの近くで生まれました。1961年英国からの独立後、社会主義政策をとり、経済面ではうまくいかなかったのですが、128の民族をまとめ、タンザニア国家の基礎を築いた「建国の父(スワヒリ語でBaba ya Taifa)」として、南アのマンデラ元大統領と並び、今も広く尊敬されています。
(⑤へ続く。)
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