2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Sunday, August 13, 2006

ムソマ訪問④

ムソマから45km離れたところに、ブティアマ(Butiama)という村があります。ブティアマにはタンザニア初代大統領のジュリアス・ニェレレ氏の墓地と記念館があるということで、Kさんに連れて行っていただきました。ダラダラで山を上っていき、ブティアマに到着。簡単に来れるようなところではないこともあり、墓地・記念館ともに私たちしかお客さんはいませんでした。

ニェレレ記念館(Julius Nyerere Memorial Musium)は、大統領が亡くなる数ヶ月前の1999年7月に開館しました。 大統領の衣服、調度品や写真などが展示されています。

円形の記念館をぐるっと回った後、墓地も案内してもらいました。キリスト教の墓地で、突然ヨーロッパの小さな庭園に来たような感じがしました。 右の写真に写っている建物のなかに、たくさんの花輪に囲まれた大統領の墓石があります。

ニェレレ大統領は、ザナキ族(Zanaki tribe)の長の息子として、ブティアマの近くで生まれました。1961年英国からの独立後、社会主義政策をとり、経済面ではうまくいかなかったのですが、128の民族をまとめ、タンザニア国家の基礎を築いた「建国の父(スワヒリ語でBaba ya Taifa)」として、南アのマンデラ元大統領と並び、今も広く尊敬されています。

(⑤へ続く。)

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