2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Thursday, June 22, 2006

ティンガティンガ

今回の一時帰国にあたり、小さい「ティンガティンガ」の絵を何枚かお土産に買って帰ったところ、うちの母はとても気に入ったようです。特にキリンやシマウマのかわいいデザインのもの。母は子どもの絵本に関する活動を行っており(布の絵本作成や絵本の読み聞かせの促進など)、これまでにもティンガティンガのデザインを絵本で見たことがあるようです。

ティンガティンガは、タンザニア人のエドアルド・ティンガティンガ氏が始めた絵画で、動物や人々の生活の様子などを、ペンキを使って、大胆に描いたものです。私は最初、ティンガティンガは派手すぎてあまり好きではなかったのですが、タンザニアに自分が染まってきたからか、単に見慣れたからなのか、だんだん好きになってきました。

母とも話していたのですが、やはり絵というのはそれをどこで見るかによって見え方が変わってくるのですね。絵自体もそうですし、絵が描かれた板の材質や絵の値段の感覚まで、タンザニアで見たときと、日本で見るときと違って感じられるのが不思議です。タンザニアと日本で同じものが違って見えるというのは、ティンガティンガに限らず、色全般についても言えます。デザインの仕事をしている友人によれば、太陽や照明など、あたる光が異なるため、場所によって色の見え方・感じ方が変わるのだとか。

写真はうちの近くにある「ティンガティンガ村」にあるお店の入り口です。

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