2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Tuesday, November 22, 2011

ドドマ

先週と先々週、首都ドドマの国会に行ってきました。ドドマに行くのは今回で4回目なので、だいぶ慣れて自分のペースで行動できるようになりました。ちょうど1年前に初めて国会に来たときは何もわからず、案内してもらった議員さんに手をひいてもらっていましたが(タンザニアでは挨拶で握手したまま手をつなぎっぱなしということが時々あるのです)、今回は国会の敷地内にも慣れて、知らない方々とのスワヒリ語の挨拶も前よりスムーズにできました。議員さんへのインタビューの数は少なかったのですが、今回もいろいろな話が聞けました。国会議員はタンザニアではエリートの方々ですが、経歴がさまざまで、地元のNGOで地道に活動してきた方、外国暮らしの長い方、弁護士、医師、教師、実業家、現役の大学生などいろいろで、それぞれに「ストーリー」があるのです(政治家だから話すのが上手という面ももちろんあります)。

また、タンザニアの国会では数年前から野党が活発になり、特に昨年10月の選挙で野党の議員数が増えたので、国会の議論が白熱することが多くなっています。今回の国会では憲法を改正するための法案が審議されましたが、野党CHADEMAは、法案が国会に提出されるまでの手続きと法案の内容を徹底的に批判し、その後、同党の議員全員と別の野党NCCRの議員2人が一斉に退席してしまいました(因みにCHADEMA議員が国会を退席するのは昨年の選挙後、今回で3回目です)。それ以降、野党議員は欠席したまま、同法案は可決されました。私はたまたま、この法案について活発に発言していた野党の議員さんと知り合いになって、インタビューをしていたので、その方が法案について何を考えて、どんな行動をとっているのかを垣間見ることができたので、とても興味深かったです。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home