TEDxDar 2011①
ドドマからダルに戻ってきてから、引越しやアポイントメントで慌しくしていましたが、先週土曜、TEDxDar 2011というイベントに参加してきました。TEDx(テデックスと読みます)はTechnology、Entertainment、Designの略で、世界各地で独自に開かれている講演や音楽などのパフォーマンスのイベントです。今年夏に一時帰国した際に、日本でTEDxSeedsを運営されている方にお会いする機会があって、ウェブサイトで過去の講演を見て面白いなぁと思っていました。
ダルでもTEDxが開かれているとは知らなかったのですが、たまたまドドマでインタビューした議員さんが、来週TEDxDarでスピーカーとして話すんだよね、と教えてくれて、議員さんが話す予定だというトピックも面白そうだったので、見に行ってきました。
今年のテーマは「誰がジンジャントロプスを殺したのか?(Who Killed Zinjanthropus?)」でした。タンザニアは今年、独立後50周年を迎えましたが、タンザニアで発見されたジンジャントロプスの化石をメタフォーとして、様々なバックグラウンドのスピーカーがタンザニアの過去と今と未来について自由に話したり演奏したりしました。 内容は化学、貧困、エネルギー、教育、ジェンダー、スポーツ、歌、ダンス、映像など多岐にわたりました。
場所は街中にある国立博物館(Makumbusho ya Taifa)で、ステージにはジンジャントロプスの化石の模型が置かれていました。会場にはWifiが用意されていて、参加者がツイッターでイベントの様子をライブで報告していた一方、途中で何度か停電になって、マイクが使えなくなったり、映像が途中で切れてしまったりしました。そもそも会場となったホールには扇風機だけでエアコンがなくて、とても蒸し暑かったですし。このギャップが今のタンザニアらしかったです。ダルなどの都市に住んでいる若い世代は、電気などのインフラが整っていなくても、携帯電話やパソコンで、facebookやtwitterなどを使いこなしています。タンザニア人はポレポレで・・とのんびりかまえていると、この若い世代においていかれるかも、とも思いました。
次回、印象に残った発表について書きます。
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