2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Wednesday, August 23, 2006

ムソマ訪問⑥

ムソマ滞在を終えて、ムワンザまでバスで戻りました。長距離バスにも多少慣れてきたのか、隣の席の人にスワヒリ語で話しかける余裕もありました。ほとんど寝ていましたが、途中で乗客の誰かが「テンボ!テンボ!」と叫んで目が覚めました。すぐに意味がわからなかったのですが、テンボはスワヒリ語で象のこと。ムソマ・ムワンザ間道路はセレンゲティ自然保護区に接しているので、象が見えたようでした。私は寝ぼけていて見られませんでしたが・・。

ムワンザからダルに戻る飛行機では、隣に座ったタンザニア人男性と話をしました。会計の仕事で、時々ムワンザに来ているとのこと。世間話がほとんどでしたが、タンザニアによく見られるという「Nyumba Ndogo(スワヒリ語で小さい家)」の話は興味深かったです。タンザニア人女性にとっては、子どもを持つことが非常に重要なので、妻子がいる男性の子どもを産み、ひとりで育てることも多いのだそうです。そういうシングルマザーの家庭のことをスワヒリ語で「Nyumba Ndogo」と言うのだとか。子どもがいることを隠さずに、ときには男性が子育ての資金援助することもあるそうです。シングルマザーは世界中にどこにでもいるので、タンザニアにいると聞いても不思議ではないですが、結婚よりも子どもが重要という価値観には少し驚きました。

ムソマ訪問については今回でとりあえず終わりますが、また他の話と絡めて書ければと思います。

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