Jの家②
家でインターネットが使えなくなってしまい、また、最近いろいろなイベントが多いせいか、だいぶ時間が経ってしまいましたが・・、前回の続きで、Jの奥さんのN(右の写真)から料理を習った話です。
8月の日曜日。実はJのお兄さんが交通事故で最近亡くなり、モロゴロ(内陸の街、ダルから車で約3時間)にいるJの母親が、葬儀のためにダルのJの兄の家に来ているということで、会いに行きました。その家には、Jの母親の他Jの兄弟などたくさん人がいて、誰が誰だかわからなくなりましたが、亡くなったお兄さんの奥さんと子どもは白い服を着ていました。チャイ(お茶)とチャパティ(薄いパン)をいただいた後、お見舞い金を少し渡し、最後にその家の女性たちが来ているのと同じ茶色のカンガ(タンザニア女性が身につけている布)をいただきました。
Jの家に移動すると、Nがすでに材料を用意していたので、早速、料理開始です。Nが慣れた手つきで火をおこしたり、野菜を切ったりするのを手伝いました。ウガリを作る過程を初めて見ましたが、沸騰したお湯に、メイズの粉を少量入れてかきまぜ、固まってきたら、ウガリの粉をどんどん足していくというもので(左の写真)、20分くらいでできました。 難しくはないですが、こねるのに力が要ります。
ウガリの他に、魚のトマト煮込みと、ムチチャ(ほうれん草に似た青菜)、ニャニャチュング(緑色の小さいナス)、たまねぎ、にんじんなどの野菜を、トマト・生姜・ガーリック・ココナッツの絞り汁で煮込む料理を作りました。ココナッツは殻から実をとるのですが、金物の歯がついた小さな木の椅子があるので(上の写真のNの横に写っています)、その椅子に座り、金物の歯を使いながらガリガリと実を削り取りました。
料理が完成し、Jの家族とともに昼食をいただきました。ウガリを手のひらで丸めながら、脂ののった魚、ココナッツ味の野菜と一緒に食べました。シンプルですが美味しかったです。
家に帰ってから忘れないようにと思い、野菜の煮込みを作ってみました。ココナッツの実も買い、専用の椅子はないので、包丁で削りました。実が堅くてとても疲れ、回りに飛び散って大変でした。 次に作ったときには生クリームで代用しましたが、だいたい同じような味になりました。
ココナッツ椅子の他にも、Jの家の台所には、鍋や炭、木のヘラや臼、かごやござなど、タンザニアらしい品々が並んでいて、Nは「これはビレッジ・スタイルよ」と言って笑っていましたが、私も欲しくなりました。
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