2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Sunday, October 14, 2007

ザンジバルの笛

タンザニアに来る前からずっと読みたかった本、『ザンジバルの笛:東アフリカ・スワヒリ世界の歴史と文化(富永智津子先生・著)』をやっと読みました。

題名の「ザンジバルの笛」は、「ザンジバルで笛ふけば、湖水の人々が踊りだす」という俗謡から来ています。この湖とは、タンザニアの北西部(ケニア・ウガンダとの国境)にあるヴィクトリア湖、あるいは、タンザニア西部(コンゴ(民)との国境)にあるタンガニーカ湖を指すそうです。

ザンジバルはタンザニアの東の海にありますので、国の端から端まで笛の音が聞こえるとは、タンザニア人は耳がいい!?・・ということではなく、これは比喩的なものだそうです。

この本を読んで素敵だなと思ったのは、富永先生が、ザンジバルの歴史、特に人々に着目して、活気のある街や魅力ある人物像を丁寧に描いていらっしゃることです。私はザンジバルに行ったことがあるから、鮮明に映像のように思い浮かべられるのかもしれませんが。

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しばらく、「私は何故アフリカに関心を持っているのだろう」ということを考えていました。特に「アフリカが好きなの?」と聞かれると、「好きなところもあるし、嫌いなところもある・・」というのが正直なところなので、それじゃ、「何故アフリカに焦点を絞っているんだろう」と考えていて、1つ答えが出てきました。

それは「意外性」です。アフリカに限らず、他の地域もそうだと思いますが、私にとっては、アフリカに来る前に得た間接的な知識とアフリカへの好奇心がベースとなって、より「意外性」を感じることが多いような気がします。

私にとっては、以前行ったジンバブエやモザンビークでも、タンザニアでも、「こんなこと日本(や先進国)では考えられない!」という「意外性」もあれば、逆に「あれ、こんなところは日本人と同じなんだ・・」という「意外性」もあります。タンザニアに2年もいると、「意外性」を感じることも少なくなってきましたが、それでも折々に、「意外性」に驚いたり、笑ったり、怒ったり、共感したり、感動したりしています。

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「ザンジバルの笛」を読んでいたら、ザンジバルの歴史や人々の描写の中に、このような「意外性」をたくさん感じて、面白いなぁと思いました。

Saturday, October 06, 2007

火事

2週間前に、ダルエスサラームのムササニ半島の先にあるシークリフ・ホテル(Seacliff Hotel)が火事になりました。6割以上が焼失してしまったそうです。幸い負傷者はいませんでした。

ホテルに併設のショッピングエリア(スーパーやレストランがある)や、ホテルの奥にある海の眺めの良いレストラン(Karambezi Café)などは大丈夫でした。

私は火事が起こったとき、たまたま車のラジオを聴いていたのですが、すぐに速報がくり返し流れていましたし、たまたまシークリフ・ホテルの宿泊客が他のホテルの移っているのに遭遇しました。シークリフ・ホテルはダルエスサラームの数少ない高級ホテルの1つでもあり、火事発生後には、シェニ副大統領が視察したそうです。

私がダルに来てから、外国人が行くようなレストランが2箇所火事になり、今度はホテルです。私がここに来てから、1年に1軒ペースで火事が起きていることになります。タンザニアでの火事への対応は必ずしも良くないので(シークリフ・ホテルの場合も消火活動が遅れたようです)、火には本当に気をつけないといけないですね。