2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Friday, January 19, 2007

外務省のスワヒリ語専門家

外務省のウェブサイトに、スワヒリ語を専門としている濱野さんのインタビューが掲載されていますのでご紹介します。タンザニアについてもいろいろお話されていて面白いです。タンザニアで鼻の骨を折ってしまった話はちょっと怖いですが・・。

チャレンジ41カ国語(第14回 スワヒリ語 濱野さん)http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/staff/challenge/int14.html

Monday, January 15, 2007

ミギロ国連副事務総長

1週間ほど前に、タンザニアのアシャ・ローズ・ミギロ外務大臣が、国連副事務総長に任命されました。

国連事務総長が、アナン氏(ガーナ)から潘氏(韓国)に交代し、国連人事が変わる中で、国連ナンバーツーの副事務総長にタンザニア人が選ばれたことには驚きました。この副事務総長というのはアナン前事務総長が創設したポストだそうで、ミギロ女史は、フレシェット女史(カナダ、元防衛相)、マロック・ブラウン氏(英国、元UNDP総裁)に続いて3人目で、アフリカ出身者が選ばれるのは初めてです。

国連ですので、地理・ジェンダーバランスを考慮してのことだと思いますが、ミギロ女史のアフリカ大湖地域(タンザニア周辺の政治的に不安定な地域)の平和構築の取り組みや、高いマネジメント能力も買われたようです。

当地の新聞もこのニュースを大きく取り上げ、連日、ミギロ女史を祝福する記事が掲載されています。タンザニア人にとっては、年の始めに励みになる嬉しいニュースでした。

国連には課題がたくさんあり、大変な任務ですが、ミギロ女史の活躍をお祈りいたします。(ミギロ国連副事務総長のウェブサイト(英文):

http://www.un.org/sg/deputysg.shtml

Sunday, January 07, 2007

2007年

あけましておめでとうございます。2007年です。私にとっては高校を卒業して10年ということになります。知らぬ間にだいぶ大人になりました。

年末年始に、2冊小説(「Atonement」「Kite Runner」)を読んだのですが、舞台がイギリスとアフガニスタンで異なるのに、偶然にもどちらも「罪の償い」がテーマでした。主人公は子どもの頃に、家族(あるいは家族に近い人)を裏切り、傷つけてしま、大人になってから赦しを求めるという内容です。戦争が影響する点、主人公が小説家になる点も共通しています。

主人公が赦しや救いを求めるというのは、私の好きな映画「Tsotsi」と「Man on Fire」のテーマでもあります。いずれの小説・映画も最後に主人公が赦されるかどうか、救われるかどうかがポイントです。

罪の償いといえば、以前、クリスチャンの友人が「何かを達成する過程は、神様に罪を許してもらう過程だ」と言っていたことを思い出します。罪が大きければ大きいほど達成までに時間がかかるのだとか。

タンザニアのポレポレ(ゆっくり)風土に馴染んでしまったからか、何かを達成したいと強く願うことが苦手になってきたように感じます。が、今年の抱負は立てました!自分が過去に犯した間違いが大きいのか小さいのかはわかりませんが、達成に向け、謙虚な気持ちで努力していきたいと思います。