2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Wednesday, September 10, 2008

ザンジバルの旅行会社

私とザンジバルに行かれた方はおそらく一緒に行っていると思いますが、ザンジバルに行くたびに立ち寄っていたローカルの旅行会社について。もともとオフィスのTさんから教えてもらい、それ以来、いつもここにツアーをお願いしていました。

このお店に行くと、いつも出てくるのがSです。Sは日本人のお客さんだとわかると、日本語で「こんばんはー」「元気ですかー」などと高いテンションで言ってくるので、ちょっとびっくりしますが、基本的にはザンジバルらしいゆったりした感じで、でも、丁寧に対応してくれるので助かりました。

それからお店では最近はあまり見かけませんが、社長のH。Hからは話を聞く機会がありました。彼はザンジバル出身で、12歳のときに父親が亡くなり、13歳からストーンタウンの街のガイドを始めました。当時はストーンタウンで一番若いガイドだったそうです。外国人観光客に接するうちに、どの国の人たちがどういうツアーが好きかという特徴がわかってきて、2000年に旅行代理店を立ち上げました。他に家具の販売などもやっています。

約1年前の時点で、「今後は観光客向けに船のツアーをやりたい」と言っていて、船のエンジン調達のためにモロッコに行くと言っていました。その後も、頻繁に外国に行っているようです。彼は格好もラフだし、気さくなお兄ちゃんという感じなのですが、実はやり手のビジネスマンなのでした。

それから、海外に行く機会が多くても、「ザンジバルが好きだから外国には住まない」と言っていたことが印象的でした。自分のやりたいことを実現させ、次の夢に向かっているザンジバル人に会えたことは光栄でした。

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