サファリ
これまで、タンザニア国内旅行で行ったザンジバルやムソマについては書きましたが、王道のサファリについてはまだ書いていませんでしたので、ご紹介を。
3年間の滞在中、タンザニア北部にあるセレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ自然保護区、マニャラ湖国立公園に行きました。実はセレンゲティとンゴロンゴロには2回ずつ行っています。
私は特にゾウが好きなのですが、1回目(06年1月)に行った際には、なぜか遠くの方に1頭くらいしか見ることができなかったのです。2回目(07年8月)の敗者復活戦では、たくさんのゾウを見ることができました。
セレンゲティ国立公園(Serengeti National Park)は、マサイ族の言葉で「果てしない平原」という意味だそうですが、その名のとおり広大な土地です(四国が入る広さです)。サファリ・カーの天井を開けて、上から頭を出して、顔に風を受けながら、360度地平線が見える平原を走った時の爽快感は格別でした。地球を肌で感じるというか。
ンゴロンゴロ自然保護区(Ngorongoro Conservation Area)は、火山の噴火によってできたカルデラで、高い壁に一面を囲われたクレーターの中に動物が生息しています。クレーターの淵にロッジが並んでいて、ロッジからクレーターの全貌が見えるのですが、フラミンゴのいる湖があって幻想的で、子どものころに読んだ童話の中の世界のようでした。
マニャラ湖国立公園(Lake Manyara National Park)でも、サファリ・カーから頭を出していたのですが、こちらは森林の中だったので、森のイオンに癒されるようでした。
他にも、キリン、シマウマ、インパラ等の草食動物、ヌーの大移動、チーターのハンティング、レオパード、タンザニアではンゴロンゴロでしか見られないクロサイ・・なども見ることができました。他に、オルドバイ渓谷(アウストラロピテクスの化石が発見された地層)に行ったり、マサイ族の村を訪問したりもしましたが、いずれも人間が大自然の一部であることが垣間見れて良かったです。
また、個人的には、動物に近づいて車のエンジンを切ったときに広がる静寂や時間の流れ方、泊まったロッジでの朝や夜のひんやりとした空気などが、印象に残っています。あとは、朝食のときに、レストランの階段で大きなオスのバブーン(ヒヒ)とすれ違ったこと・・でしょうか。腰を抜かさなくてよかったです。
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