2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Thursday, December 23, 2010

師走

今年も残りわずかとなりました。ダルでお仕事されている日本人の方に助けていただき、パソコンで日本語が使えるようになりました。普段の生活と調査には日本語は必要ないのですが、物理的にも精神的にも日本が遠い私にとって、日本語でコミュニケーションがとれない状況には、思ったよりへこみました。

パソコンが壊れたこともそうですが、11月後半から小さなトラブルが続いています。タンザニアに滞在する上でいちばん大事な健康と安全面の問題ではないのでよいのですが、どうしてこう続くんでしょうかね。何か悪いことしたのかなぁ。。

調査に影響する問題もあったので、大学の指導教官にその件と、あわせてパソコンが壊れたことも報告したところ、スワヒリ語に「すべてうまくいく(everything will be all right)」という表現があるだろうから、それを覚えて何度も唱えるように、と励まされました。指導教官お二人とも親身になってサポートしてくださるので有難いです。

明日から、Yちゃんと南部の街イリンガに行ってきます。ブライトンでスワヒリ語を教えてくれた先生に会いに。イリンガに行くのは初めてなので、楽しみです。リフレッシュして、新年を迎えられますように!

Wednesday, December 15, 2010

Kompyuta

Senshu kayo ni pasokon ga kowaremashita... I was aware that my laptop was old (bought it five years ago) and I overused it, but I did not expect that it would be broken down now. I brought it to a local computer shop and it is almost repaired. But I can no longer type Japanese, because it's not included in the Windows package available here. I feel disappointed that I cannot communicate with my family and friends in Japanese. Since there are no other options, I will try to write this blog in English for now... 'kompyuta' is the Swahili word for 'computer'.

Tuesday, December 07, 2010

ビスクティ

私の好きなスワヒリ語、ビスクティ(biskuti)。ビスケットのことです。スワヒリ語にも英語がたくさん入ってきていて、英語とちょっと違う発音なので面白いです。日本語のビスケットという音も英語のネイティブの人が聞いたら面白いような気がしますが。

ダルでは昨晩雨が降って、今日は日中も曇っていたので、涼しくて快適でした。久しぶりに汗拭きハンカチを使わずにすみました。毎日このくらいの気温だったらいいのにな。午前中にCがもってきれくれたビスクティをお皿に乗せたまま、机の上に置いておき、夕方のお茶の時間に食べたら、すっかり柔らかくなっていました。涼しくても湿度は高いのですね。しっとりビスクティもおいしかったです。

Wednesday, December 01, 2010

アシタカ

タンザニアに来る前に、研究テーマに対する自分自身のスタンスについていろいろ考えて、映画『もののけ姫』の主人公アシタカのようなスタンスで調査に臨もうと思っていました。アシタカの台詞にある「曇りなき眼で(真実を)見定める」というのを目標に(冗談ではないのです・・)。エボシ(文明)とサン(自然)の対立ほどまでではないにしても、私の研究テーマにも、相反する考え方が存在していて、この2ヶ月の間、両者から話を聞いてきました。どちらも筋が通っているので、なぜその人たちがその考えに至っているのかを想像しながら、できるだけ中立的な立場で話を聞こうと思っています。研究者は完全に中立的な立場をとることはできないので、むしろ自分の立場や偏見をあらかじめ認識した方がよいという考え方もありますが・・。

それから、これはとても小さい話ですが、最初の1ヶ月間、ダルの街中を歩いているとき、タンザニア人(男性)から頻繁に声をかけられていたのですが、その際にも、旅するアシタカのような冷静な気持ちで無視して歩こうと思っていました。「ジャンボ」や「ハバリ」といった挨拶に始まり、タクシーの運転手に「タクシー!」と叫ばれ(まぁこれは彼らの仕事なので仕方ないのですが)、「チナ(中国人)!」、「ウナペンデーザ(きれいな格好してるね)!」「アイラブユー!」などなど。挨拶くらいは返事してもいいのですが、「もっと話したい」などと言ってついてくる人もいるので、大体最初から無視しています。外国人女性はみんな似たような経験をしていて、イギリス人の友人によると、彼女はチナの代わりに「ムズング(白人!)」と呼ばれるそうです。最近はだいぶ呼ばれなくなりましたが、それでも「チナ」とは言われるので、アシタカのように冷静に歩きつつ、最近は密かに「チナ」と呼ばれた回数を数えています。今日は3チナだったな・・とか。