2005~08年にタンザニアで仕事した後、2010~12年に計1年、調査のためにタンザニアに滞在しました。2014年10月からダルエスサラーム大学政治行政学部で教えるためにタンザニアに戻ってきました。darはダルエスサラーム、journalは日記という意味です。イギリス留学についてはブライトン・ジャーナル(brightonjournal.blogspot.com)をご覧ください。

Thursday, July 17, 2008

ダラダラ

タンザニアの16日付ガーディアン紙シチズン紙によると、タンザニアの陸海交通当局(SUMATRA)が 、8月1日からダラダラ(一般市民が利用するバス)の運賃値上げを発表しました。

現在の市内のダラダラ料金は250シリング(約25円)ですが、来月から300シリング(約30円)になります。また、学生料金は50シリング(約5円)から100シリング(約10円)と倍になるそうです。

昨今の原油高の影響により、ダルのダラダラの運転手はSUMATRAに対して値上げを要求していました。また、今回の値上げ前から、勝手に値上げをした運転手もいたようで、要求された金額を払わないとダラダラに乗せてもらえないということもあったそうです。

市民にとっては痛手ですが、運転手からすると今回の値上げ決定は遅いくらいかもしれません・・。

Tuesday, July 15, 2008

Zanzibar

ザンジバルに関する洋書を一冊ご紹介。題名は「Zanzibar」で、著者はウガンダのアミン元大統領に関する映画「ラスト・キング・オブ・スコットランド」の原作を書いたGiles Foden氏。

1998年の在タンザニア米国大使館の爆破テロ事件が取り上げられ、ザンジバルで珊瑚の保護活動を行う海洋学者のニックと米国大使館に勤めるミランダが、テロリストを追う・・というお話です。

後半は映画にしても良いようなスリルのある展開ですが、前半の記述からは、ザンジバルの海や太陽、匂い、ゆったりとした時間の流れなどが伝わってきます。また、ザンジバルの少年がテロリスト・グループに入っていく様子や大使館の爆破の様子がリアルに描かれていて怖いくらいです。

そういえば、私が07年元旦にご紹介した「Kite Runner」と「Atonement」はいずれも映画になりましたね(邦題は「君のためなら千回でも」と「つぐない」)。どちらも見ていないのですが、日本での上映は終わってしまった模様。DVDを待ちます。

「Zanzibar」はテーマからして映画化は難しいのかもしれないですが、この小説でなくてもザンジバルが舞台の映画ができたらいいなぁ。。と思います。

写真はザンジバルの奴隷市場跡に建てられた教会のステンドグラスです。

Sunday, July 13, 2008

大学のゼミ

先週、ゼミの先生に会いに母校を訪問しました。アフリカ・地域研究のゼミです。

先生はお変わりなくお元気そうで、ご専門のアフリカの国などについてお話をうかがい、大変興味深かったです。

その後、3年生のゼミでお話させていただきました。学生の方々に少しでもアフリカを身近に感じてもらえたらいいなぁと思い、簡単なプレゼン資料を作り、母がタンザニアで撮った写真を持っていき、カンガで作った服を着ていきました(なかなか着るときがないと思って・・好評でした!)。

私からお話した後、皆さんから質問を受けたのですが、バランスがとれていて鋭い質問ばかりで、刺激を受けました。

私がゼミに在籍していたときにも、OGの方がゼミに来てお話をしてくださいましたし、卒業後も個人的に先輩方からたくさんお世話になってきたので、有難い限りです。

学生1人1人の個性を尊重しつつ、いつも気さくに接してくださる先生のお人柄によるところが大きい、と思います。因みに大学の校風にもよりますが、先生はゼミ生をみんな「君」付けで呼んでいらっしゃり、私も在学中からずっとMachiko君と呼ばれています(笑)。

写真はザンジバルのプリズン島です。

Friday, July 04, 2008

ペンバ

もうすぐ七夕ですが、1年前の7月7日は、ダイバー4人でザンジバルにあるペンバ島に行きました。

ザンジバルはウングジャ島とペンバ島という2つの島から成っていて、通常ザンジバルというとウングジャ島を指しますが、このときはペンバ島に行きました。ダルからペンバへの直行便はなく、ウングジャを経由しなければならないので、外国からタンザニアに行った場合、ペンバはちょっと遠いかもしれません(ウングジャの方にもリゾートホテルはあるので)。

泊まったのは「Fundu Lagoon」というところです。ペンバ島の空港からは道路が通じておらず、近くの港からボートに乗って行きます。桟橋に到着すると、オーナーが出迎えてくれて、ウェルカム・ドリンクが用意されていました。各部屋(ロッジ)は海に面した斜面に建っていて、部屋はテントになっていました。

1日目はダイビングをして、夜はプールサイドのバーで飲み、夕食後は桟橋の上で仰向けになって、夜空を眺めました。

2日目は2人乗りカヌー(といってもゴムボート)でマングローブ林の間を散策。マングローブは海水に生息していて、その間を縫って進んでいきます。行きはよかったのですが、帰り、波が強くなってきて、Yさんと私の乗ったカヌーは前に進まなくなり、途中でリタイア。WさんとTさんの乗ったカヌーはすいすい進んでいたのに。。。

ロッジやレストランはセンスが良くて、食事も美味しく、スタッフのサービスも良くて、すっかりリラックスできました。まさに「楽園」という言葉がぴったりの場所でした。

(1枚目の写真は、ロッジのバルコニーから撮ったもの、2枚目は部屋の中で、ベッドを追加で入れてもらったので、ベッド3つがぴったりくっついています。3枚目はレストラン。)

Wednesday, July 02, 2008

帰国

先週土曜日に、3年間のタンザニア生活を終えて、帰国いたしました。

帰国前は引越しの準備、書類の片付けなどで慌しかったですが、周りの方々から送別会を開いていただき、思い出に残るイベントがたくさんあってとても有難かったです。

dar journalですが、昨年途中から、なぜか写真の掲載ができなくなり、ブログの更新も遅れがちだったのですが、日本では写真を載せることができるので、次の生活が始まる9月下旬まで、もう少しタンザニアについて書くことにしました。さかのぼって書くのでちょっと古い情報もあると思いますが。

上の写真は、私が離任間際に食べて気に入ったローカルご飯の「チプシ・ナ・マヤイ」です。チプシはフライドポテト、マヤイは卵のことです。フライドポテトを卵でくるんで焼いただけのシンプルなものですが、おいしいです。それに爪楊枝2本で突き刺して食べるのが面白かったです。でも油分が多いので、こればかり食べていたら太りそうですね・・。